画派別
■【写実主義】
19世紀半ばにうまれ、物事を抽象化、理想化せずに客観的にありのままを描くことを目的としました。
また、歴史画や空想画を描くことが画家の仕事ではなく、
現実に見えているものを忠実に描き記録することが大切だと考える画派です。
写実主義の画家 >> クールベ
■【象徴主義】
19世紀後半に写実主義に反発してうまれた画派です。
神秘的なものや思想、魂、夢の世界や精神世界を絵画にしていくことを目的としていました。
写実主義とは反対に「目に見えなくてもただ感じるものを信じる」ことで絵画を制作していました。
象徴主義の画家 >> モロー、クリムト
■【ロマン主義】
18世紀末から19世紀はじめにかけてドイツ、イギリス、フランスを中心としてヨーロッパ全体に広がりました。
自由な大胆な構図でドラマチックに表現するのが特徴です。
ロマン主義の画家 >> ターナー、ドラクロワ、ジェリコー、ゴヤ
■【ラファエル前派】
1848年に作られた画派で、フランスのアカデミーに通っていた画家たちによって作られました。
イタリアルネサンスの時期の巨匠ラファエロが登場する前のルネサンス芸術を理想としています。
中世の伝説や聖書を題材にし、細かい描写が特徴です。
ラファエル前派の画家 >> ミレイ、ハント、ロセッティ、ウォーターハウス
■【印象派】
19世紀後半にフランスでうまれた絵画の技法で、伝統的な絵画と違い、明るく豊富な色が特徴です。
画家たちは外に出て、光や空気など目に見えないものを感じ取って印象として絵画にしました。
風景絵画が多いのが特徴です。
印象派の画家 >> マネ、ドガ、セザンヌ、モネ、ルノワール、ピサロ
■【新印象派】
明るい色彩を必要とした画家たちが、混ぜた色を塗るのではなく原色(純色)を点で塗ると、
それが目の中で混ざり合って見えるという「視覚混合」の手法を科学的に実践した画家たちのことをいいます。
印象派と同じく風景絵画が多いです。
新印象派の画家 >> スーラ
■【後期印象派】
印象派の後に活躍し、のちの画家に影響を与えた画家たちを総称して後期印象派といいます。
しかし、印象派の流れではなく、あくまでも「印象派の後」の画家という意味でつかわれています。
後期印象派の画家 >> ゴーギャン、ロートレック、セザンヌ
■【自然主義】
人物をメインに描かれ、風景画はあまり重視されなかった時代にあえて、
風景をメインにして絵画を制作した画家たちを自然主義と呼んでいます。
産業革命により、自然が徐々になくなり、自然主義は注目されるようになりました。
自然主義の画家 >> コンスタブル
■【バルビゾン派】
自然主義をベースにした風景画を描いた画家たちをバルビゾン派と呼んでいますが、
名前の由来は、パリの郊外のバルビゾン村を拠点にして風景画を描いた画家が多く、
村の名前にちなんでつけられました。
バルビゾン派の画家 >> ミレー、コロー
■【新古典主義】
18世紀前半に発見されたポンペイ遺跡をきっかけに
古代ギリシャやローマ美術の復興・再評価しようという運動からうまれました。
18世紀半ばから19世紀はじめにかけての画派ですが、
18世紀は博愛主義、悲劇的なものがテーマでしたが19世紀になると英雄や威圧的な絵画が多くなりました。
新古典主義の画家 >> ダヴィッド
■【キュビスム】
セザンヌの影響を受けてピカソとブラックの2人の画家が20世紀はじめに行なった絵画の技法です。
キュビスムは、一つの視点からの遠近法を使わずに複数の視点からの絵画を描きました。
2人の画家がキュビスムの手法で描いていた期間は短いのですが、
その後の画家たちに大きな影響を与えました。
キュビスムの画家 >> ピカソ
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